第9章
スタッフ育成と評価
マニュアルを文化にする
マニュアルは読ませるものではなく、毎日5分使うもの。文化になるのは「評価に入れたとき」だけ。
育成の4段階(入社から90日)
| 期間 | 目標 | 方法 |
|---|---|---|
| 1〜7日 | 3原則とNG集を暗唱できる | 毎朝1分の読み合わせ、先輩の接客を横で見る |
| 8〜30日 | 来店〜退店を一人で回せる | 先輩が後ろで見守り、終業後に「良かった1つ・直す1つ」 |
| 31〜60日 | クレーム一次対応ができる | ロールプレイ週1回、実例の共有 |
| 61〜90日 | 自分の工夫を1つ提案する | 提案は必ず試す。採用されたら全員に名前つきで共有 |
毎日のルーティン
- 朝礼1分:チェックリストから「今日は特にこれ」を1つ選ぶ
- 終礼3分:今日一番喜ばれた瞬間を一人1つ共有する(叱責はここでしない)
評価の基準(売上より先にこれ)
- 客からの名指しの感謝・口コミの数
- 再来店率(担当客)
- クレームの一次解決率
- 同僚からの「助けられた」申告数
権限委譲
- 現場スタッフに、上司の承認なしで客へ補償・サービスできる上限額を店が決めて渡す。目安は客単価1回分(飲食店なら1品、サロンやスクールなら1回の料金)
- 「上に聞かないと」が出た回数を記録し、減らすことを管理職の目標にする
スタッフ満足=顧客満足
スタッフが店に大切にされていないと感じたら、客を大切にする余裕はない。休憩、感謝、公平な評価は、顧客満足の設備投資として扱う。